◎トラック運送業界の景況感(令和5年1月~3月期)(全日本トラック協会)

・関係:全業種
【内容】
日銀短観(3月調査)では、大企業製造業において原燃料価格が高止まり、海外需要の落込み、世界的な半導体市場の悪化等が影響し、5四半期連続で景況感が悪化した。
こうしたなか、トラック運送業においては、輸送数量の減少(宅配を除く)、燃料・車両・修理費・運転者人件費等の輸送原価の上昇分が価格転嫁できない深刻な状況が続き、営業利益及び経常利益は圧迫され、令和5年1月~3月期の景況感は▲34.8と前回より9.0ポイント悪化した。
なお、今後の見通しは、燃料高、物価高等による輸送原価の増加による経常損益の悪化の見通しを反映し、▲36.0(今回▲34.8)と1.2ポイント悪化の見込みである。
運転者の採用動向は▲16.5(今回▲14.2)と2.3ポイント低下、運転者の雇用動向(労働力の不足感)は94.2(今回81.5)と12.7ポイント上昇し、運転者労働力の不足感は強くなる見込みである。
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